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政策金利0.75パーセント利上げで不動産市場はどうなる?売却購入のタイミングと住宅ローンの選び方

【名古屋市】住み替え

小本 (コモト)

筆者 小本 (コモト)

不動産キャリア20年

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名古屋市で不動産売却や住み替えを検討している方にとって、政策金利の上昇は無視できない判断材料です。

日本銀行は2025年12月に政策金利である無担保コールレート・オーバーナイト物の誘導目標を0.75%程度へ引き上げ、その後、2026年6月には1.0%程度へ変更しています。金利環境が変わると、住宅ローンの返済負担、買主の購入予算、住み替え計画、不動産価格の見え方に影響する可能性があります。

特に、名古屋市で家を売る側にとっては、「買主が住宅ローンを組めるか」「購入希望者の予算が下がらないか」「今売るべきか、待つべきか」を整理することが大切です。金利上昇は購入者だけでなく、売主の売却戦略にも関係します。

この記事では、名古屋市でマイホームの売却、住み替え、相続不動産の整理を検討している方に向けて、政策金利上昇が住宅ローンや不動産売却に与える影響、購入・売却タイミング、資金計画の見直しポイントを分かりやすく解説します。名古屋市の不動産売却全体の流れを確認したい方は、名古屋市の不動産売却で失敗しない進め方もあわせてご覧ください。

政策金利上昇と現在の金利環境

政策金利とは、日本銀行の金融政策において短期金利の誘導目標となる金利です。現在の日本では、無担保コールレート・オーバーナイト物をどの程度で推移させるかが金融政策の中心的な指標になっています。

2025年12月、日本銀行は無担保コールレート・オーバーナイト物を0.75%程度で推移するよう促す方針を決定しました。その後、2026年6月には1.0%程度へ変更され、金利環境はさらに変化しています。

政策金利が上がると、金融機関の資金調達コストや貸出金利に影響し、住宅ローン金利にも波及する可能性があります。変動金利は短期金利の影響を受けやすく、固定金利は長期金利や金融市場の見通しを反映しやすい傾向があります。

確認項目 内容 名古屋市の売却・住み替えへの影響
政策金利 2026年6月に1.0%程度へ変更されています。 住宅ローン金利や買主の借入判断に影響する可能性があります。
変動金利 短期金利や金融機関の基準金利の影響を受けやすい金利タイプです。 将来の返済額増加を見込んだ審査・資金計画が必要になります。
固定金利 借入時点で返済期間中の金利を固定するタイプです。 返済額は安定しやすい一方、借入時点の金利は高めになる場合があります。
買主の購入予算 金利が上がると同じ借入額でも月々の返済額が増えます。 購入希望者が予算を下げる可能性があります。
売却戦略 金利上昇局面では、価格設定や売却時期の見直しが重要です。 高値を狙うだけでなく、売り切る戦略も検討します。

名古屋市で不動産売却を検討している方は、「金利が上がったからすぐ売れなくなる」と決めつける必要はありません。ただし、買主が住宅ローン審査を受ける際の返済比率や借入可能額に影響するため、売却価格や販売期間の見通しを保守的に確認しておくことが大切です。

特に、住宅ローンを利用する買主が多いマンションや戸建てでは、金利上昇により購入検討者の予算が変わることがあります。売却活動を始める前に、周辺相場、競合物件、買主層、価格帯を確認しましょう。


名古屋市で政策金利上昇と不動産売却の影響を確認する


金利上昇が名古屋市の買主予算と売却価格に与える影響

金利が上昇すると、同じ金額を借りた場合でも月々の返済額が増えます。買主が無理なく返済できる金額を基準に物件を探す場合、金利上昇は購入予算の引き下げにつながることがあります。

たとえば、借入額3,000万円、返済期間35年、元利均等返済で考えると、金利が0.75%から1.0%へ上がった場合、月々の返済額は概算で約3,500円増えます。さらに1.25%、1.75%と上昇すれば、返済負担の差は大きくなります。

売主側にとって重要なのは、買主の返済負担が増えると、同じ価格で売り出していても「買える人の数」が減る可能性がある点です。特に、住宅ローン利用者が多い価格帯では、金利上昇が反響数や価格交渉に影響することがあります。

金利上昇の影響 買主側で起きやすいこと 売主側で確認したいこと
月々返済額の増加 同じ借入額でも返済負担が重くなります。 買主の予算帯が変わっていないか確認します。
借入可能額の低下 返済比率の関係で希望額を借りられない場合があります。 ローン特約や融資承認期日を確認します。
固定金利の上昇 返済額の安定を重視すると月々負担が高くなりやすいです。 購入希望者が価格交渉を行う可能性があります。
購入判断の慎重化 内見後の検討期間が長くなることがあります。 物件の強みや価格根拠を分かりやすく伝えます。
競合物件との比較 同じ予算内でより条件の良い物件を探しやすくなります。 周辺の販売中物件と価格・条件を比較します。

名古屋市では、駅近のマンション、子育て世帯向けの戸建て、相続した実家の土地など、物件種別によって買主層が異なります。金利上昇の影響も一律ではなく、住宅ローン利用が多い物件ほど影響を受けやすい傾向があります。

そのため、売却価格を決める際は、「以前の相場ではいくらだったか」だけでなく、「今の金利で買主がどこまで借りられるか」「周辺の競合物件はいくらで出ているか」「成約価格は売出価格とどれくらい差があるか」を確認しましょう。

金利上昇局面では、売出価格を高く設定しすぎると反響が減り、売却期間が長引く可能性があります。早期売却を重視する場合は、相場と買主の資金計画を踏まえた価格設定が重要です。


金利上昇が名古屋市の買主予算と売却価格に与える影響


利上げ局面で考えたい売却・住み替えタイミング

利上げ局面では、「今すぐ売るべきか」「もう少し待つべきか」という判断が難しくなります。名古屋市で売却を検討している場合は、金利だけでなく、売却理由、住宅ローン残債、住み替え先、相続や資産整理の事情を合わせて考える必要があります。

金利上昇が続くと、買主の購入予算が下がり、価格交渉が増える可能性があります。一方で、金利上昇を見込んで早めに購入したい買主もいるため、すぐに需要がなくなるわけではありません。

売却タイミングを考える際は、「高く売ること」だけでなく、「希望する時期までに売り切れるか」「住み替え先の資金計画に無理がないか」「相続不動産の維持費が増えていないか」を確認しましょう。

検討状況 早めに売却を検討したいケース 慎重に整理したいケース
住み替え 売却代金を新居購入資金に充てたい場合です。 新居のローン審査や二重ローンの負担が不安な場合です。
住宅ローン残債 売却価格でローン完済が見込める場合です。 オーバーローンで金融機関との調整が必要な場合です。
相続不動産 空き家の管理費、固定資産税、修繕費が負担になっている場合です。 遺産分割や名義変更が未整理の場合です。
売却価格 周辺相場と比べて売れる価格帯に設定できる場合です。 希望価格と査定価格に大きな差がある場合です。
買主需要 同エリアで内見や問い合わせが動いている場合です。 競合物件が多く、価格調整が必要な場合です。

名古屋市で売却を急ぐ理由がある場合、金利上昇による買主予算の変化を踏まえ、早めに価格査定を受けることが有効です。査定を受けることで、今売った場合の手取り額、住宅ローン残債との差額、住み替えに使える資金を把握できます。

一方で、売却を急ぐ必要がない場合でも、金利や相場を理由に何も確認しないまま待つのは避けたいところです。売る・売らないを決める前に、現在の価格、維持費、将来の修繕リスク、相続人間の意向を整理しましょう。

利上げ局面では、判断を先送りするほど選択肢が増えるとは限りません。売却、賃貸、買取、住み替え、相続整理の選択肢を比較し、名古屋市の不動産市場に合わせた計画を立てることが大切です。


利上げ局面で名古屋市の売却と住み替えタイミングを考える


住宅ローンと資金計画を見直すポイント

金利上昇局面で住み替えを検討する場合、現在の住宅ローンと新居購入時の住宅ローンを分けて整理する必要があります。今の家にローンが残っている場合、売却代金で完済できるかが最初の確認事項です。

売却代金で住宅ローンを完済できるアンダーローンであれば、売却後の資金を新居購入費用に充てやすくなります。一方、売却代金だけではローンを完済できないオーバーローンの場合、不足分の自己資金や金融機関との調整が必要です。

新居購入では、変動金利、固定金利、ミックスローンの特徴を比較しましょう。金利が上昇している局面では、当初の低金利だけで判断せず、金利がさらに上がった場合の返済額も試算しておくことが大切です。

金利タイプ 特徴 確認したいポイント
変動金利 当初金利が低めになりやすい一方、将来の金利上昇リスクがあります。 金利が上がった場合の返済額、5年ルール、125%ルールの有無を確認します。
固定金利 借入時点で返済額が決まり、将来の金利上昇リスクを抑えやすいです。 変動金利より当初負担が重くなる場合があるため、返済可能額を確認します。
ミックスローン 変動金利と固定金利を組み合わせる方法です。 リスク分散になる一方、契約や諸費用が複雑になる場合があります。
借入額 購入価格だけでなく、諸費用や引っ越し費用も含めて検討します。 金利上昇時でも返済できる金額に抑えましょう。
売却代金の使い方 旧居のローン完済、新居の頭金、諸費用、予備資金に分けて整理します。 手元資金を残せるか確認します。

返済計画を立てる際は、現在の金利だけでなく、0.5%から1.0%程度上昇した場合の返済額も確認しておくと安心です。月々の返済額だけでなく、教育費、車の買い替え、老後資金、修繕費、固定資産税なども含めて考えましょう。

また、住宅ローン審査では、買主本人の収入や勤務先、既存借入、物件評価、返済比率などが確認されます。金利が上がると返済比率が厳しく見られ、希望額を借りられない可能性もあります。

名古屋市で住み替えを検討している方は、売却査定、住宅ローン残債確認、新居購入予算、金利上昇時の返済シミュレーションを同時に進めることが重要です。


名古屋市で住宅ローンと資金計画を見直す


名古屋市で金利上昇と不動産売却に悩む方からよくある質問

Q

金利が上がると不動産は売れにくくなりますか?

A

売れにくくなる可能性はありますが、一律ではありません。金利上昇で買主の借入可能額が下がると、価格交渉や予算見直しが起きやすくなります。一方で、エリアや物件条件が良ければ需要が続く場合もあります。

Q

金利上昇前に急いで売却した方がよいですか?

A

急ぐかどうかは、売却理由、住宅ローン残債、住み替え計画、相続不動産の維持費によって変わります。まずは現在の査定価格と手取り額を確認し、売る場合と保有する場合を比較しましょう。

Q

変動金利と固定金利はどちらがよいですか?

A

どちらがよいかは、返済期間、借入額、収入の安定性、金利上昇への許容度で変わります。変動金利は当初負担を抑えやすい一方、将来の上昇リスクがあります。固定金利は返済額を安定させやすい一方、当初金利が高めになる場合があります。

Q

住宅ローンが残っていても住み替えできますか?

A

可能です。ただし、売却代金で住宅ローンを完済できるか、抵当権を抹消できるかが重要です。売却価格がローン残債を下回る場合は、自己資金や住み替えローン、金融機関との調整が必要になることがあります。

Q

相続した空き家も金利上昇の影響を受けますか?

A

影響を受ける可能性があります。買主が住宅ローンを利用する場合、金利上昇により購入予算が変わることがあります。また、空き家を保有し続ける場合は固定資産税、管理費、修繕費もかかるため、売却と保有を比較しましょう。

まとめ

政策金利の上昇は、住宅ローン金利や買主の購入予算に影響し、名古屋市で不動産売却や住み替えを検討する方にとって重要な判断材料になります。

2025年12月に政策金利が0.75%程度へ引き上げられた後、2026年6月には1.0%程度へ変更されています。金利環境は変化しているため、古い前提のまま資金計画を立てるのではなく、最新の住宅ローン金利や返済額を確認することが大切です。

売主側は、金利上昇により買主の借入可能額や購入意欲が変わる可能性を踏まえ、売却価格、販売期間、競合物件、買主のローン審査状況を確認しましょう。住み替えの場合は、旧居の売却代金でローンを完済できるか、新居購入後の返済に無理がないかも整理する必要があります。

名古屋市で不動産売却を検討している方は、金利だけで判断するのではなく、売却理由、住宅ローン残債、相続・空き家管理、住み替え先の資金計画を総合的に確認しましょう。売却全体の流れを確認したい方は、名古屋市の不動産売却で失敗しない進め方をご覧ください。相続した実家や空き家の売却を検討している方は、不動産相続を詳しく知るページも参考にしてください。

名古屋市の不動産売却サポート

金利上昇を踏まえて売却・住み替えを判断したい方へ

金利上昇局面では、今の家の査定価格、住宅ローン残債、買主の購入予算、住み替え後の返済負担を整理してから判断することが大切です。 不動産売却サポート館では、名古屋市の不動産売却を中心に、査定、住み替え、相続不動産、空き家、仲介・買取の比較まで状況に合わせて整理します。

このような方はご相談ください

  • 名古屋市で金利上昇前後の売却タイミングを相談したい
  • 住宅ローンが残る家を売却できるか確認したい
  • 住み替え時の資金計画や手取り額を整理したい
  • 相続した実家や空き家を売るべきか迷っている


執筆者紹介

小本 康貴

こもと やすたか

キャリア20年

保有資格

  • 宅地建物取引士

名古屋市の不動産を中心に取り扱っています。

住宅営業の経験もありますので、土地からの購入スケジュール等、住宅に関するご相談もお気軽にお申しつけください。

不動産売却サポート館 スタッフ写真

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