
ゴールデンウィークの実家資産を見直す相談のすすめ!売却も見据えた不動産の話し合いポイント
ゴールデンウィークに実家へ帰省すると、親の顔を見て安心する一方で、建物の老朽化や空き部屋の増加など、これまで意識してこなかった現実が目につくことがあります。
実は、こうした小さな気付きこそが、実家という不動産を単なる思い出の場所ではなく、大切な資産として見直すための第一歩になります。
特に相続前の段階であれば、親と落ち着いて将来の暮らし方や売却を含めた選択肢について相談しやすい貴重なタイミングです。
この記事では、実家に帰省したときに話すべき具体的なテーマや、トラブルを防ぐために押さえておきたいポイントを、夫婦で共有しやすい形で整理してお伝えします。
先送りしがちな実家のことを、この連休をきっかけに前向きに考えてみませんか。

GW帰省で見直す「実家と資産」の現在地
ゴールデンウィークに実家へ帰省した際には、まず建物そのものの状態を落ち着いて確認することが大切です。
外壁のひび割れや屋根の劣化、雨どいのゆがみなど、老朽化のサインがないかを目で見てチェックしてみてください。
あわせて、給湯設備や浴室、トイレなど水まわりの使い勝手や故障の有無、手すりや段差解消といった安全面も確認しておくと安心です。
さらに、周辺道路の交通量や騒音、買い物施設までの距離など、暮らしやすさに直結する周辺環境も丁寧に見ておくことで、将来の選択肢を考えやすくなります。
次に意識したいのは、親世代の年齢や健康状態と、今後の暮らし方の見通しです。
階段の昇り降りがつらくなっていないか、病院通いの頻度が増えていないかなど、日々の様子を具体的に聞き取ることで、介護や通院の負担をイメージしやすくなります。
将来的に施設入所や平坦な場所への住み替えが必要になれば、実家を空き家のまま残すのか、売却や賃貸に回すのかという判断が避けられません。
親の希望と健康状態を踏まえておくことが、実家の資産価値をどのように維持・活用していくかを考えるうえで、重要な土台になります。
一方で、実家の不動産を「資産」として捉え直すには、地域全体の動きも押さえておく必要があります。
愛知県全体では、令和5年住宅・土地統計調査に基づく空き家率が上昇しており、空き家数も過去最多水準となっています。
また、近年の調査では北名古屋市の空き家数も前回調査より増加していることが示されており、今後も高齢化に伴う空き家の増加が懸念されています。
一方で、北名古屋市の地価については、名古屋市へのアクセスの良さなどから、おおむね堅調から上昇傾向とする分析が見られます。こうした地価の動きと空き家の増加傾向を踏まえると、「今の実家」を単なる思い出の場所ではなく、将来の家計や相続にも影響する資産として位置付けておく視点が重要になります。
| 確認項目 | 主なチェック内容 | 資産への影響 |
|---|---|---|
| 建物の老朽化 | 外壁ひび割れ・雨漏り | 修繕費増加・価値低下 |
| 設備と安全性 | 水まわり故障・段差 | 居住性低下・改修負担 |
| 周辺環境 | 交通利便・生活施設 | 将来の売却・賃貸性 |
| 地域の空き家動向 | 空き家率・対策状況 | 資産保全策の検討材料 |

実家に帰省したときに親と話すべき具体的なテーマ
まずは、「実家を将来どうしたいか」という親の気持ちを丁寧に確かめることが大切です。
売却したいのか、賃貸として活用したいのか、子世帯が相続して住み続けてほしいのかなど、考え方は家庭ごとに異なります。
このとき、「どちらが正しいか」を決める場にせず、「どうすれば安心して暮らし続けられるか」を一緒に考える姿勢で話を聞くことがポイントです。
国土交通省も、自宅や実家の将来については、早めに家族で話し合うことの重要性を示しています。
次に、固定資産税や維持費、修繕費など、実家を持ち続けるために必要なお金の負担について共有しておくことが欠かせません。
建物の老朽化が進むと、補修費用の負担が重くなり、結果的に空き家化を招くおそれもあります。
あらかじめ、誰がどの費用をどの程度負担するのか、兄弟姉妹それぞれの家計状況も踏まえて話し合っておくことで、将来のトラブルを防ぎやすくなります。
費用の見込みが立てば、売却や賃貸など、今後の選択肢を比較するときにも判断しやすくなります。
あわせて、相続前のうちに権利関係を整理しておくことも重要です。
登記名義人は誰か、共有者がいるか、住宅ローンなどの担保設定の有無を確認し、登記簿謄本や固定資産税の通知書などの重要書類の保管場所を親と一緒に把握しておきましょう。
相続登記の申請は、相続登記義務化により期限内の手続きが求められるため、今から状況を把握しておくと安心です。
こうした基礎情報を家族で共有しておくことで、将来、売却や活用を検討する際の準備がスムーズになります。
| 話し合うテーマ | 確認したい内容 | 帰省時の行動 |
|---|---|---|
| 実家の将来像 | 売却・賃貸・相続の希望 | 親の本音を丁寧に傾聴 |
| お金の負担 | 固定資産税や修繕費 | 負担割合や目安を共有 |
| 権利と書類 | 名義・担保・書類場所 | 親と一緒に確認と整理 |
北名古屋市で相続前の実家不動産を守るための基本準備
相続前から実家の空き家化を防ぐためには、まず「誰がいつまで住むのか」という家族の方向性を早めに共有しておくことが大切です。
あわせて、将来の介護や住み替えの可能性を踏まえ、実家を売却するのか、賃貸に出すのか、自分たちが引き継ぐのかといった大まかな選択肢を整理しておくとよいです。
さらに、実家に関する費用負担や管理の役割分担を話し合っておくことで、急な入院や相続発生時にも慌てずに対応しやすくなります。
こうした準備が、結果として空き家化や資産価値の大きな低下を防ぐことにつながります。
実家の資産価値を保つためには、日常的な管理を途切れさせないことが重要です。
定期的な換気や通水を行い、カビや配管の劣化を防ぐとともに、庭木の剪定や雑草の除去によって外観の印象を良好に保つことができます。
また、屋根や外壁のひび割れ、雨漏りの兆候、シロアリ被害の有無などを定期的に確認し、早めに専門業者へ点検や修繕を依頼することも大切です。
このように、こまめな手入れを重ねておくことで、将来売却や賃貸に出す際の評価を下げにくくすることができます。
相続前の段階から、不動産に関わる基本ルールを理解しておくことも欠かせません。
相続登記については、相続による所有権取得の登記申請が義務化され、相続開始や遺産分割から一定期間内の申請が求められる制度となっています。
また、生前贈与や遺言書の作成、相続後の売却時に利用できる特例など、税負担や手続きに影響する仕組みも多いため、早めに仕組みを把握しておくことが望ましいです。
基本的な制度を理解したうえで、実家不動産をどのように活用・承継するかを家族で検討しておくと、将来の売却や活用に向けた準備が進めやすくなります。
| 準備の項目 | 目的 | 主な確認内容 |
|---|---|---|
| 家族の方針共有 | 空き家化の防止 | 居住予定者と時期 |
| 日常管理の継続 | 資産価値の維持 | 換気・庭木・劣化 |
| 制度理解と整理 | 手続き負担の軽減 | 相続登記と特例 |

将来の売却・活用を見据えた「地元の専門家への相談」のすすめ
ゴールデンウィークの帰省を終えたあとには、実家を将来どうするか検討するための情報を落ち着いて整理しておくことが大切です。
具体的には、建物の築年数や増改築の履歴、雨漏りや設備不良の有無といった建物状況に加え、相続人となり得る家族の人数や関係性も整理しておくとよいです。
さらに、売却や賃貸、建て替えなどを検討したいおおよその時期や、親世代と子世代それぞれの希望を書き出しておくことで、地元の専門家に相談するときに話がスムーズに進みます。
全国的に空き家率は上昇傾向が続き、総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査速報では、空き家率が13.8%と過去最高水準になったことが示されています。
こうした状況の中で、使われない実家を長期間放置すると、老朽化が進み資産価値が下がるおそれがあるため、市場の動きを意識したタイミング選びが重要になります。
また、国税庁の税制では、自宅や被相続人の居住用財産を売却した場合に3,000万円の特別控除などの特例が設けられており、適用要件や期限を踏まえた計画を立てることが欠かせません。
国土交通省は、空き家で困らないためには自宅や実家の将来について早めに家族で話し合い、必要に応じて不動産や相続の専門家へ相談することが重要としています。
実家や相続不動産の売却・活用について、家族だけで判断しようとすると、税制や相続登記義務化の内容などを正確に把握できず、結果として対応が遅れてしまうことがあります。
そこで、早い段階から地元で実家や相続不動産の扱いに詳しい専門家へ相談し、現在の状況と今後の選択肢を整理してもらうことで、家族間の認識を合わせつつ、空き家化を防ぎやすくなります。
| 相談前に整理したい情報 | 相談時に確認したい内容 | 早期相談の主なメリット |
|---|---|---|
| 建物の築年数・修繕履歴 | 現在の市場での資産評価 | 適切な売却時期の把握 |
| 相続人の人数・続柄 | 相続登記や名義整理の方法 | 家族間トラブルの予防 |
| 売却・賃貸などの希望方針 | 税制特例の適用可否 | 税負担を抑えた資産整理 |

まとめ
ゴールデンウィークの実家帰省は、親のこれからと実家の資産価値を一緒に考えられる貴重な機会です。
建物の状態や周辺環境、親の健康や希望、相続やお金のことを早めに共有しておくことで、将来のトラブルや空き家化のリスクをぐっと減らせます。
とはいえ、権利関係や税金、売却や活用の選択肢を家族だけで整理するのは簡単ではありません。
当社では、実家不動産の現状整理から、将来の売却・活用・相続まで、状況に合わせた具体的なご提案を行っています。
「うちの実家はどう考えればいいのか」と感じたタイミングで、まずはお気軽にご相談ください。
小本
こもと
キャリア20年
保有資格
- 宅地建物取引主任士
名古屋市、春日井市、北名古屋市の不動産を中心に取り扱っています。
住宅営業の経験もありますので、土地からの購入スケジュール等、住宅に関するご相談もお気軽にお申しつけください。
